センターで初めて会った日。
ガラスの向こうで必死に誰かを呼んでいた。
人の姿が視界に入るとずっとそうやって鳴いていたそうだ。

うちへ来た後も
私がちょっと他の部屋に行くだけで立ち上がりヒャンヒャン鳴きながら
カーテンや扉を引っ掻いて傷だらけにした。
「これは分離不安かも」と思うくらいにひどかった。

しばらくはできるだけ外出を控え
家の中でも部屋から出ると見せかけてフェイントですぐ戻ってみたり、
洗濯物を干しに２階へ上がってもダッシュで降りてきたりしながら
「いなくなっても、すぐに戻ってくるんだよ」という事を少しずつ教えていった。


２ヶ月以上経過した今気づいたら、他の部屋へ行ってもピクリとも動かず
ソファーで爆睡するニッパーの姿が。





それでも・・・・





やっぱり一番好きなのは





こうやって眠ることなんだよねえ。