トライアルに思うこと
2009 / 06 / 30 ( Tue ) 成犬譲渡の時によく行われるのがトライアル。
トライアル=お試し 自分が思っていたような犬なのかどうか 家庭環境に合っているかを試す。 先住犬との相性がいいかを試す。 合わなければ返す事ができる猶予期間で、 一般的に2週間というケースが多い。 ニッパーを預かってみて、そのトライアルが2週間に設定される意味が なるほどな~~~とよく分かった。 ニッパーはうちに来て10日過ぎたあたりから 「あ、これはお泊まりじゃなくて、ボクの家はここって事なんだ」 と、腹をくくった気がする。 人間の立場からすると、 最初の頃は気を遣い、ついお客様扱いをしてしまう。 粗相やイタズラも「仕方がないねーー」と許せる。 が、よっぽど人間が出来てない限りは 10日過ぎるとそれも限界に。 腹をくくった犬と、限界過ぎた人間。 そっからが本当のスタートだと思った。 それがちょうど2週間。 先日のお見合いの時 とっても信頼できて素晴らしいご家族で 必ずニッパーを大切にしてくださるとは分かっていたけど あえて2週間のトライアルの件、再確認させていただいた。 「無理だと思ったら、2週間を待たずにお断りいただいて構いません。 でも、大丈夫と思っても正式譲渡は2週間後ということにさせていただきたい」と。 もちろん、私が掲げた高い条件のハードルをものともせず 遠くから走ってきて軽々と飛び越してくれたご家族なので 全てが覚悟の上だとは分かっている。 心配はしていない。 でも、私が感じた2週間の双方の心の変化をぜひ体感していただきたい。 その上で、人間と犬一緒に新しいスタートを切ってもらえたらと思う。 今日の様子。 ![]() トイプーのロミオとジュリー。 ♂同士の難しさからか、最初の2ヶ月はニッパーとの諍いが絶えなかった。 でも今はこうやって並んで一緒にオヤツ待ちができるようになった。 人間の心さえ決まれば、犬は思った以上に順応性は高いものなんだな。 スポンサーサイト
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